【新品CD】バッハをテーマにしたソロ・アルバム「THINK BACH」の第2章、ついにリリース! | diskunion 横浜関内ジャズ館ブログ

●EDOUARD FERLET エドゥアール・フェルレ / Think Bach Op.2 / 澤野工房 / CD / MEL666020 / 2,571円(税込)

【バッハをテーマにしたソロ・アルバム「THINK BACH」の第2章、ついにリリース!】

バッハをテーマにしたソロ・アルバム「THINK BACH」の第2章。
即興演奏の原点に立ち戻り、敬愛するバッハを新解釈した現代音楽。
その芸術性はジャズやクラシックの領域をも超越する。
ヨハン・セバスティアン・バッハが生きた時代、彼は、作曲家というより、「即興演奏家」として名声を博した。仏の気鋭ピアニスト、エドゥアール・フェルレの『Think Bach Op.2』は、当時ごく一般的だった即興演奏の原点に立ち戻ったアルバムなのかもしれない。『Think Bach』を英語読みすれば『Think Back(振り返って考える)』なのだから。
各曲に付いたサブタイトルには、演奏者の想いが宿る。例えばラストの〈Prelude in C major〉は、バッハのゴースト・ライターと言われながら、影の存在に留まった妻〈ミス・マグダレーナ〉へのトリビュートだ。
それぞれ趣向を凝らしたトラックからは、可愛い!と思うほど無垢なバッハ愛がシャンパンの泡のようにフツフツ湧き上がる。前作の『Think Bach』が内省的なムードを漂わせるのに対し、本作は、例の白いカツラを脱ぎ捨てたバッハがジーンズ姿でパリの街を闊歩しているような驚きと楽しさが一杯だ。バッハを現代に飛翔させるためなら、フェルレは手段を選ばない。カリプソ・リズムや変拍子、コンピューターを駆使して原曲をデフォルメするし、ピアノ弦をマレットや弓でダイレクトに鳴らす荒技だって厭わない。でも、「わざとらしさ」や「いやらしさ」は感じない。フェルレは古楽器を演奏するし、バロック全般への造詣の深さが根底にある冒険だからだ。美しいピアノ・タッチと絶妙なペダル使い、それは楽器と音楽に対する真摯な姿勢を物語っている。
フェルレ自身はこう語る。-「失敗を恐れ、音楽の殻に閉じこもるのは嫌だ。音楽を愛するからこそ、その扉は大きく開けておきたい。」その言葉通り、開け放たれた扉から吹き込む風が心地よいアルバムだ。
(ライナーノーツより Text by 寺井 珠重)

1. Oves
2. Anthèse
3. Mind The Gap
4. Et Si
5. Et Si Vollbracht
6. Les Bacchantes
7. Mécanique Organique
8. Concerto No. 5 In F Minor
9. Crazy B
10. Miss Magdalena





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